カラスの教科書
スズメ、ツバメ、ハト、カラス・・・。僕たちが普段からよく目にする鳥です。
スズメ、ツバメは結構可愛い。ハトは図々しさと「それが何か?」というようなとぼけた顔がムカつきます。カラスはゴミ置き場を荒らす行儀の悪い、悪知恵の働きそうな鳥といった印象です。どの鳥もどこにいても見かけますし、わざわざ探す必要もありません。でも、よく見かけるこういう鳥たちって、実際どんな生き物でどんな生態なんだろう?と聞かれて答えられる人は少ないんじゃないでしょうか。
たまたまAmazonで見つけて、ちょっと気になっていたカラスの教科書をリアル書店で発見し、面白そうだったので購入しました。
カラスに対する印象が少し変わります
例えば日本国内どこにでもいるカラスですが、ハシブトガラスとハシボソガラスに分類され、ワタリガラスなんていう種類もあるのだとか。どれも真っ黒だからシルエットや細かいパーツに目を凝らさないと、どれも同じカラスとして認識してしまいそうですが、カラスにも色んな種類があるそうです。
その他、カラスの様々な生態やエピソードを知るにつれ、真っ黒で不気味なカラスがちょっと可愛らしく思えるようになりました。ゴミを荒らす行儀の悪い鳥だということには変わりはありませんが、彼らも生きる為にやっていることなので、我々としては人間として出来ることをしっかりやっていく(荒らされないようにゴミをちゃんと捨てる)だけなんだろうなあと。
とても面白い本なのでオススメです。真っ黒いカラスに対する印象が少し変わると思いますよ。